N邸(京都市)個人庭園
五代目小島佐一の作風の転換点ともなった作品。吉野石、紀州石など、滑らかな質感の色石が尊ばれていた当時、荒々しい丹波の山石を大胆に使用。門を入った両側には桂垣をめぐらし、玄関への伝いは「あられこぼし」とする。山石の石組みは従来の石橋とは異なる斬新なもの。雨の日には流れに水が浅くたまり、また違った景も楽しめる。ヤマモミジやカキの木などの雑木の使用、軒先に配されたアカマツなど、京都小島流が随所にめぐらされている。
五代目小島佐一の作風の転換点ともなった作品。吉野石、紀州石など、滑らかな質感の色石が尊ばれていた当時、荒々しい丹波の山石を大胆に使用。門を入った両側には桂垣をめぐらし、玄関への伝いは「あられこぼし」とする。山石の石組みは従来の石橋とは異なる斬新なもの。雨の日には流れに水が浅くたまり、また違った景も楽しめる。ヤマモミジやカキの木などの雑木の使用、軒先に配されたアカマツなど、京都小島流が随所にめぐらされている。